新入社員必見! 初めての仕事に出会ったときに「手が止まる」人と「手が止まらない人」 初見力の違いはどこで生まれる?
何か初めて挑戦することが目の前にある時、どうしたら良いのかわからないと手が止まる人と、何となくゴールまでの過程を描いて行動できてしまう人の2種類がいます。この差はどこでうまれるのでしょうか
初見力が弱い人の3つのパターン
初見力が低いのには原因があります。その代表的な例を挙げます。
そもそも初見事象になれていない
一つの物事を突き詰めることに大半の時間を費やしてきた人は、いろいろな物事に挑戦するよりも、一つのことを深めることに時間を費やした結果、新たな物事に取り組む経験が圧倒的に不足しているのです。
一つの業務に継続的に取り組んできた会社員の方やクラシックの演奏家の中にも見受けられる傾向です
自己肯定感が弱い
初見の事象に取り組む場合、不安がつきものです。このような状況では自分にいかに自信が持てるかが、立ち止まらずに前に進めるかに影響します。実際に行動するまえに自分には無理・・・と思ってしまうとそれから先に進むことは難しくなります。
物事を抽象的に捉えられない
物事を抽象化してパターン化できない人は初見での対処が難しくなります。
例えば、始業時間に会社の席に着席した新人社員Aにたして 上司aは注意したが上司bは注意した。という事象があった場合に
背景には始業時間の定義の違いがある⇒あるべき姿の違いがあったと捉えられます。
このように同じ行動に対する、あるべき姿の違いが、対処を変えている と捉えておくと、
嫁姑問題でも、学校内でのトラブルでも、幅広いシーンで当てはめることができる、
つまり応用が可能です
抽象化して考えることさえできれば、初見の事象でも過去にやってきたことからパターンを作り出し
当てはめて対処することが可能です。
例えば、エベレストに登る が初見事象であれば、
身近な山登りの経験や仕事の中での大規模プロジェクトの経験などを抽象化すると
やらなければならないことは自然に見えてくるはずです。
対処の仕方
一番必要なことはとにかく初見事象に多く取り組み、少しずつ自信を養っていくことが大切です。
それと並行して過去の経験を棚卸して、物事はどんなパターンで進んでいくのかを学ぶことも有効です。
なお、抽象化能力について気になった方は下記をご参照下さい。素晴らしい本です。
初見力がないと活動が発展しない
初見力を身につけなければ仕事の幅が広がらず、人材価値向上は難しくなります。
初見事象が苦手な方は少しずつでもトレーニングしてみてください。