音大生の音楽を続けたいの動機の中でセンシティブなもの
音大生が音楽をやっている、そして続けていく動機はさまざまです。
- 憧れの演奏家に近づきたい
- とにかくうまくなって高みに到達したい
- 親の期待に応えたい
その中でも3つめの「親の期待に応えたい」は結構重いテーマです。
音楽を学ぶコストは非常に高いです。下記超アバウトな計算
◆レッスン代
3歳から習った場合、音大受験まで 300万円~600万円
◆楽器代
0~500万円
◆大学の学費+交通費
300万円~900万円
ざっくりですが、最大で2,000万円くらいの金額になってくるわけです。
当然このような金額は本人が負担しえないので親が大半を賄うことになる。
これだけのハイコストにもかかわらずその道に進ませるからには
親御さんにもそれなりの期待を持つ権利があるというわけです 笑
ただ、本人がこの期待に応えられない状況になったときに結構辛かったりする。
音楽市場で自分を売り込み、マトモな収益を得て生きていくのはかなり難易度が高いのです。
できたら音楽を続けていきたいけれどお金にならず、続けるのが大変。
でも親の期待に応えたいし・・・ となるのです。
こういう方は無理に音楽だけで稼がずに、ほかの仕事と組み合わせて収入を得ながら
自分が納得のいく演奏をしていくのが現実解かと思います。
音楽で稼ぐことがつらくなく、本当に音楽で稼げる方はそちらに進めればよいですけれどね
- 前の記事
記事がありません
- 次の記事
クラシック音楽の道で食べていける人の3つの特徴