【ボイトレ】歌がうまくなりたい/良い声になりたい!ボイストレーニングで最高の声を手に入れるために知っておきたいこと
歌がうまくなりたい!もっと良い声になりたいと思う瞬間ってありますよね。あなたの歌を飛躍的に成長させてくれるのがボイストレーニングです。とはいっても、ボイストレーニングっていろいろあるし、そもそも何をしたらよいのかわからない・・・という人のためにボイストレーニングの正しい選び方とおすすめのボイストレーニング方法についてご紹介します。
そもそもボイストレーニング【ボイトレ】って何?
ボイストレーニングは声自体を訓練することで音楽や声を使うシーンでポテンシャルを最大に引き出すために行われるトレーニングです。内容は口の開け方から呼吸に関係する筋肉の使い方に関するもの、筋力自体を強化するものまで幅広くあります。
基本的に声を出す仕組みは①呼吸の使い方②声帯の使い方③共鳴の使い方に分かれており、それぞれをうまくコントロールすることで適切な声を得ようとしていきます。
★参考★ クラシック音楽系の発生における声のコントロール(ボーカル系トレーニングの考え方とは異なります)
声が低くカラオケで思うように歌えなかったのに・・・・劇的に改善!
ボイストレーニングを受けてみようと思うきっかけは人それぞれです。Aさんは私の知り合いの20代の女性で彼女はカラオケで歌がうまくなりたいと考えていました。彼女の抱えていた問題は次のようなものでした。
・音を正確に歌えない
・地声が低くあった曲がない
音を正確に歌えない点に関しては音痴矯正のプログラムを受けてもらうことで2か月足らずで大幅に改善し、本人も自信をもって歌えるようになりました。
地声が低い点に関しては高音域の歌い方を取得するとともに自分の声にあった歌の選び方を習得することで、低いことが嫌だった自分の声を一つの魅力として生かせるようになりました。
通らない声が通るようになって周囲に認められるようになった
Bさんは大学生でもともと人まで大きな声で話すことが苦手でした。そのため、授業内でのプレゼンテーションや友人といくカラオケでも自信が持てなかったのです。しかし、ボイストレーニングに通い始めて約半年の期間を経て徐々に大きな声がしっかりだせるようになり、聞き取りやすいね と周囲に言われるまでになったのです。彼女が受けたボイストレーニングは人前で話すためのプログラムだったのですが、カラオケも歌いやすくなり、楽しめるようになったそうです。
声をよくするために大切なこと
上記の2名の方が自分の思う通りの声を出せるようになったのには実は重要なポイントがあります。それはボイストレーニングを受ける場所を的確に選び、継続的に訓練を受け、無意識でもできるように定着するまでしっかりとボイストレーニングに向き合うことです。ここで正しい声を習得するために必要なことを3つのステップで紹介します。
①ボイストレーニングにも種類があることを知り、正しく選ぶ
ボイストレーニングも種類があります。同じように見えても異なる訓練がなされているのです。ですので、違いがあることを知ったうえであなたが求める成果を得られる領域の訓練を受けるようにしましょう!
①音楽系
音楽系はボーカル系とクラシック系に分かれています。
1aボーカル系
ボーカル系のボイストレーニングはカラオケで歌を楽しみたい方や、「歌ってみた」などマイクを使って録音、または演奏を行いたい方向けのトレーニングです。ボーカルスクールなどと言われている学校が多いです。専門学校でもコースが設けられています。
ボーカル系のトレーニング内容は「いかにマイクにあわせるか」がポイントになってきます。マイクを使った場合にどのように発音・発声すればクリアかつ魅力的に音を拾ってくれるのかを習得することができます。ボイストレーニングという用語は声自体を鍛えるという印象受けるので、ボーカルトレーニングという用語であらわされることもあります。
もちろん、ボーカル系のボイストレーニングを
行っているスクールでは高音・低音の歌い方や強い声の出し方、ミックスボイス(話し声のような地声と頭に抜ける声をミックスする)などといった声の技術も対象としていますし、音楽的な表現方法についても取り扱う場合が多いです。自分が音楽表現についても学びたいのか、声の強化に専念したいのかはスクールの見学にいって相談するなかで固めていくのもよいかと思います。
◆スクールのご紹介◆
シアーミュージックスクール
全国46校を構える大手のミュージックスクール。システムが十分に構築されており、安心して通うことが可能です。
Enjoy Your Sound
生ピアノで歌う ヴォーカル教室
ピアノを弾いてもらって練習したほうがレッスン効率がよいのです。(時間に無駄がない)スケジュールなども柔軟で社会人ニーズを満たしているスクールさんです。
◆おすすめ本◆
1bクラシック系
クラシック系のボイストレーニングは一般的に声楽やオペラといわれる領域で歌うためのボイストレーニングです。最大の特徴はマイクを使わずに歌える力を身に着けることです。プロは2000人~4000人規模のホールで歌うことのできる声を持っています。
クラシック音楽の歌い方はマイクに乗せる発声ではないので、カラオケでうまく歌いたい方にとっては不向きであるといえます。生の声の魅力や音色の豊かさを味わいたい方はこちらがあっているでしょう。
また、声を作ることを通して健康な肉体を手に入れたい方にとってクラシック音楽の発声は非常に有益なものです。近年では声を通して健康を得るための講座も増えてきているようです。
◆音楽スクールの例◆
東京最高峰の声楽・ボイストレーニング教室《小林音楽教室》
◇ベルカント唱法◇
イタリア語で美しい歌い方 の意味。オペラの本場イタリアで根付いている歌唱法。習得には長い訓練が必要だが、その声量や音質は人体の神秘すら感じさせる。
◆おすすめ本◆
②ビジネス系
ボイストレーニング企業の中にはビジネスマンのプレゼンテーションや講演のためのプログラムを実施しているものもあります。欧米では政府首脳やCEOがボイストレーニングを受けることは少なくありません。日本でも感度の高いビジネスパーソンはボイストレーニングプログラムを既に受けはじめているようです。
一般的な内容としてTPOにあった抑揚や声量のコントロール、活舌の改善などを行うプログラムとなっています。模擬プレゼンテーションを実施したり、録音してFBをする形態をとっている企業もあります。
ビジネス系のボイストレーニング企業の中にはポップスのアーティストが主体になっているもの、クラシックのアーティストが主体になっているもの、ビジネスパーソンが主体になっているものと出自が異なっています。マイクの使い方という観点ではポップスのアーティストに分がありますし、マイクを使わずに話すのであれば舞台俳優やクラシック音楽家が主体になっているものを選ぶのもよいかもしれません。一方でそうしたセグメントの指導者はビジネスシーンに関してはビジネスを出自とする指導者ほど詳しくないという面もあるようで、自分が何を学びたいかを確認して選ぶことが大切であるといえます。
参考 メラビアンの法則 コミュニケーションにおける非言語要素の重要性を示唆する法則。言葉の内容だけでなく、視覚要素や聴覚要素が大きくかかわっていることを示している。視覚要素の重要性が訴えられてきた中で、聴覚要素対するビジネス面でのケアの重要性がうたわれるようになり、ビジネス界隈でも注目が集まりつつある。
③医療系
声が疲れやすかったり、喉を傷めてしまったり、という方のためのボイストレーニングが医療者主体で進めているボイストレーニングになります。音声を主体とした耳鼻咽喉科の医師が主導している場合が多いものです。
疲れやすい声には特徴があり、訓練を受けることで改善することは可能です。喉を傷めやすいという方は一度耳鼻咽喉科に行ってみることをお勧めします。
◆おすすめ本◆
◆おすすめの耳鼻咽喉科◆
②ボイストレーニングを受けてみる
あなたが求めているボイストレーニングの領域はわかりましたか?次にボイストレーニングを受けるときのポイントを紹介します。
継続することが大切
あたりまえのことかもしれませんが、本当に良い声を習得するには継続的な学習が不可欠です。最低でも3か月程度は継続することが望ましいでしょう。とはいえ、普段の生活に忙しくなかなか時間が取れない・・・という方は一日一回のイメトレをするだけでも効果が得られます。うまくなりたいという気持ちを持ち続けることが大切です。
わからないことを積極的に聞く
もしレッスンに通うことにしたなら積極的に質問することが大切です。とはいえ声を出すということは半分はスポーツ。すべてが言葉で説明できるものではありません。大切なのは教師と生徒で共通認識を持てるようにすること、イメージがお互いに共有できるようになるまであきらめずにコミュニケーションを続けることが大切です。
もしも、言葉の行き違いが多く、イメージを共有できなければ先生を変えるのも大切です!
徹底的に録音しよう
スマートフォンの録音で十分ですので、必ず録音しましょう。人間の声は骨格を通して耳に音が伝わってくる仕組みになっているので、他人が聞いている声と自分で聞こえている声は一致しません。よって、録音をすることによって自分の声を客観的に聞くことが本当の意味でよい声を作っていくためには不可欠な作業です。レッスン内容の記録という観点からも録音は非常に重要です。
③得られた成果を無意識化する
大切なのがこの部分。実は多くの人はやり方を知っただけでやめてしまいます。そうすると、全く定着せず元通りに・・・ということにもなりかねません。そのため、せっかく習ったことは無意識でできるようになるまで何度も訓練することが大切です。
訓練することを習慣化するのもGood
毎日これだけはやる、という訓練を決めておくのもGOOD。訓練することを習慣化できれば、習ったことを無意識にできるようになる日も遠くありません。
習慣をコントロールできるようになれば歌以外もうまくいくようになりますね。
声の悩みをクイックに解決する方法のご紹介
- 音痴を治すには?
自分の出そうとする音がイメージできない場合とイメージはできているけれどその音が出せない場合があります。前者の場合には何度も曲を聴くことで大半は改善されると考えられます。後者の場合には音を正確に再現する訓練をすることが大切です。
音痴矯正に関しては動画や本で学ぶよりも、実際にわかる人からフィードバックをもらいながらレッスンをすることが望ましいでしょう。
- 通る声にするには
通る声にするには一般的に腹式呼吸が良いといわれています。腹式呼吸をできるようにするにはまず、しっかりと息を吸い、その息が一気に抜けないように支えることが大切です。
- 高い声を出すにはどうしたらいいの?
カラオケでもっと高い声をだしたい!とお考えの方は非常に多いと思います。カラオケの場合はキーがあるので、下げてしまったほうが本来の声の魅力がいかせる・・・と私は考えていますが、実際、高い声をだしてみたいという欲求は抑えられないことかと思います。
良い音質で高い声を得るには長い訓練が必要ですが比較的短期間で成果がだせると考えられる動画を紹介します。
・ビブラートを掛けたい!
ビブラートととは声を震わせる技術のこと。震えてしまっているのとは違います 笑 意図的に声を震わせるのです。
ビブラートができるだけで歌の表現の幅は大きく広がります。
美空ひばりの物まねで知られる青木さんの解説動画が非常に分かりやすいです。
声の悩みを解決すボイストレーニンググッズ
実はボイストレーニンググッズは数々の商品が発売されていますが、正しく使えば大きな効果を上げることができます。
ただし、正しく使うことは容易でないということもあり、説明動画や説明書をよく読み、できればプロに指導を受けながら使うことをおすすめします。
良い声が手に入るだけで人生は楽しくなる
声はいつもあなたが携帯している最高の楽器であり、武器でもあります。良い声が手に入ればどこでもあなたの思いを表現できます。
この機会にぜひ声を鍛えてみませんか?
上記を読んだだけではピンとこなかった、どこに通ったらいいか教えてほしい、教師を紹介してほしいという方は丹羽までお声かけ下さいね。
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